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ITALIAN TAILORING SYMPOSIUM & RECEPTION

12/05/2015

 
 先月26日、三田のイタリア大使館に於いて「イタリアン・テーラリング・シンポジウム&レセプション」と銘うたれたイベントが開催されました。 主催はイタリアの名門ミルVITALE BARBERIS CANONICO(ヴィターレ バルベリス カノニコ/以下 CANONICO)。
同社の350年を超える高級服地生産の歴史を祝う行事の一環としておこなわれ、ドメニコ・ジュルジ駐日イタリア大使のサポート、ご臨席を受けました。
 
 
 

まずはジョルジ大使のご挨拶でシンポジウムがスタート。
CANONICOの歴史・事業から、旧松平邸の敷地に立つ同大使館にまつわる秘話などウィットに富んだスピーチはさすがです!
 
 
 
 
そしてトークショー。
この夜の為に招聘されたイタリアを代表するマエストロ3名、フランコ・プリンツィバァリー氏、アントニオ・リベラーノ氏、アントニオ・パニコ氏に対し、CANONICOのブランドアンバサダーでもあるジャーナリストの長谷川喜美さんが様々な質問を投げかけていきます。
3氏のキャリアについて、仕事への想いについて、滅多に聞くことのできない大物テーラーの生の声に来場者は興味津々です。

 

 
 
そして場所を移して、3氏による裁断やフィッティングの実演。
セレクトされた3種のファブリックで製作されたビスポークスーツを前に、イタリアテーラー界の「生きる伝説」とも言える3氏がその奥義を惜しげもなく披露します。廻りはもちろん黒山の人だかり。。。
(上写真でパニコ氏の横にいるのが、CANONICOクリエイティブディレクターのフランチェスコ氏)
 
 
 
 
私は役得で英伊の多くのテーラーにお邪魔することができましたが、スーツ業界にいてもそういった機会を持てるのは大変貴重な事。
東京の真中での3氏とプレミアムファブリックの共演に、参加者は時を忘れて見入っていました。
 
 
 
 
シンポジウムが終了すると、さらに隣の間に移動してレセプションタイム。
(どのイベントもそうなのですが)CANONICOのクオリティーへのこだわりはフードやワインにも及び、参加者は皆笑顔でスペシャルな一時を愉しんでいました。
 


ブランドアンバサダーとして、このイベントの企画から深く関わられた長谷川喜美さんを囲んで記念の一枚。
長谷川さんはシンポジウムの進行、トークショーの司会としても大忙しでしたが、いつもながらの素晴らしい切りまわしは見事!の一言でした。(冒頭のイタリア語での流暢なスピーチはカンぺも無く、会場からは感嘆の声が…)
友人との再会、新しい出会いもあり、お陰様で素晴らしい時間になりました♪
 
 
 
 
旧松平邸の素晴らしい庭園もしっかり堪能♪
イタリア国旗をイメージしたサーチライトがお洒落でした。
 
考えてみると2年前の350周年記念レセプション(ミラノ)、昨年のガラディナー(ロンドン)、そして今回とCANONICO全てのビッグイベントにお招きいただいてるのは日本で私だけ。
 
いつも大変お世話になっているフランチェスコ氏への感謝と共に、同社の生地への思い入れはますます深まっていくのでした。。。
 
(過去2回のイベントの模様は、イベントページでご覧いただけます)