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HUDDERSFIERLD

9/21/2017


英国出張の話題に戻らせていただきます。
サヴィル・ロウを訪れた翌日、お取引先の皆様とご一緒に特急で北へと向かいました。
久しぶりのハダスフィールドです!

「紳士服地の聖地」として知られ、イングランド北部のウエストヨークシャーに位置する街ハダスフィールド。
まず訪れたのは、1883年創業の名門ミルTAYLOR & LODGE(テイラー&ロッヂ)。
弊社取り扱いの老舗ブランドEDWIN WOODHOUSE(エドウィン・ウッドハウス)も今は同グループとなっており、実はこちらで織られています。

旧式のシャトル織機も、主にサンプル生地制作用として活躍しています♪




秋冬シーズンに向けて、ほとんど全ての織機が稼働中でした!




設備の新旧に関わらず、やはり服地のチェックは人の目で行われます。
メンディングと呼ばれるこの工程では、糸の抜けなども補正されます。
根気のいる作業です💦




この日は日帰りだったので、駆け足でW T JOHNSON(W T ジョンソン)へ!
フィニッシング(仕上げ)の専業工場で、ハダスフィールド周辺で生産される高級服地の半分以上を手掛けていると言われている「英国高級服地作りには欠かせない」場所です。




廻っている様々なブランドの生地や、特殊な機械など写真にとれないものも多いのですが、「現場たたき上げ」のノリのいいマネージャーに色々と説明していただきました。
一言で「フィニッシング」と言ってもその塩梅が非常に大切で、クライアントの要求に応じて様々な調整が必要になるそうです。。。




こんな木製のウォッシングマシーンも現役で、「使いこなすにはなによりも経験が大切」とのこと。。。
イタリアではまずお目にかかれないスローな物作りを見ると、なんだかホッとします。

久しぶりのヨークシャーで、充実した一日を過ごすことができました♪