la mode europeénne sélectionné pour vous

PREMIER CRU

7/26/2016


もう梅雨明けしている都市が多いなか、東京も数日中に梅雨明けのニュースが飛び込んできそうですね!オーダー業界ではもうすぐ本格的に秋冬シーズンがスタートします。
今回は入荷が続いているAW2016シーズン向けの新バンチから、ピックアップをご紹介します。
まずは「赤いバンチ」がトレードマーク、1863年創業、英国の名門マーチャント HARRISONS(ハリソンズ)から♪

  

クオリティー、ウェイト共にHARRISONSのスーティングコレクションのセンターに位置するのが、このPREMIER CRU(プルミエ・クリュ)。カシミア混のS100'Sで330gmsと、日本の秋冬シーズンでも非常にバランスのいい生地です。
しっかりとした打ち込みと柔らかな肌ざわりが両立させており、紳士服の聖地サヴィル・ロウでは高級ハンドメードビスポークスーツ用として販売されてきました。
 
原毛にはオーストラリア、ビクトリア州産のメリノウールから、繊維の長い良質なものが厳選され使われています。



飽きのこない、オーセンティックな色柄が多いなか、私が気になったのはピンヘッドに似た珍しいデザインとこちらも新鮮なブルー系のドッグトゥース(千鳥格子)。
トレンドを反映したファンシーデザインもいいのですが、長く着たい「これぞ」という一着にはクラシックにちょっとだけツイストを加えたものが今は新鮮に映ります。




「せっかくだから、正統的な英国柄がいい!」という方には、豊富なストライプのレンジが用意されています。オーバーチェックがこの数年間かなりメジャーでしたので、これからはストライプも注目されそうです。

次回はリニューアルされたもう一つのコレクション、REGENCY(リージェンシー)をご紹介いたします!

LIMITED EDITION

7/13/2016


関東は水不足が心配されているなか、今日からは梅雨らしい天気に戻りそうですね。
7月も半ばに入り、本格的な夏の到来ももうすぐ!
これから秋冬シーズンのサンプルが続々と上がってきますが、今回は数量限定で展開される生地のご紹介です。

こちらは世界で最も有名なフランネルメーカー、FOX BROTHERS(フォックス・ブラザーズ)!




FOXフランネルの愛用者として知られる往年の名優、ケーリー・グラントがこのシーンで着用していたジャケットとトラウザース地がなんと限定で復刻!




千鳥格子のジャケットと、グレーフランネルのトラウザース...
シンプルでありながら上質な素材をさらっと着こなすのが格好いいのは、今も昔も変わりませんね!




そしてこちらは、“GOLDEN FOX(ゴールデンフォックス)”の名称で知られた名作生地の復刻版。
British Ink Blue(ブリティッシュ・インクブルー)と呼ばれる、万年筆のインクのような濃く、味わいのあるカラーが特徴。一生物のビスポークスーツに相応しい、経年変化を楽しめる「フランネルの名門」ならではのマスターピースです。

取扱店、数量ともに限られていますので、見つけられたらぜひチェックしてください!

GOODWOOD FESTIVAL OF SPEED 2016

7/05/2016


こちらでも何度かご紹介させていただきましたが、先日イングランド南部のウエストサセックスで恒例のGOODWOOD FESTIVAL OF SPEED(グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード/以下 フェスティバル・オブ・スピード)が開催されました。
今回はイベントの模様を速報でお伝えいたします。




主催者のマーチ伯爵家(Earl of March)は一帯の12,000エーカー(東京ドーム1038個分!)の広大な土地に邸宅、サーキット、ゴルフ場、リゾートホテル、競馬場、そして空港(!)を所有しており、1998年にレースが再開されたサーキットではこの“フェスティバル・オブ・スピード”と、秋に開催される“リバイバル”が国際的ビッグイベントに成長しています。




最新のフォーミュラから歴史に名を残す希少なヒストリックカーまで、ヒルクライムで実際にレース走行するこのイベント。
普段は目にすることも稀な、ファン垂涎のクルマ達の全開走行は鳥肌ものです!





一昨年の秋には、ヒストリックカーから第2次大戦時の飛行機まで展示(そして走行・飛行)される“リバイバル”に訪れる機会があり、その規模と家族皆で愉しむ“英国らしい”イベント風景にすっかり魅了されてしまいました。
6月は英国が最も美しく、過ごしやすいと言われる季節。
仕事ではなかなかこの時期に行く機会がないのですが、いつかこちらの「フェスティバル・オブ・スピード」も訪れてみたいものです...