la mode europeénne sélectionné pour vous

BRITISH PREMIUM BRANDS NIGHT -Ⅱ-

4/30/2013
会場となった綱町三井倶楽部(本館)


前回からの続きです。
日が落ちてくると着飾った紳士・淑女が続々と集まり始め、いよいよレセプションのスタート時刻が近づいてきました。
今年100周年を迎える綱町三井倶楽部の本館とホールは、艶美なパープルでライトアップされ非日常的でプレミアムな雰囲気で満たされています。

ホールではピアノの生演奏でゲストをお出迎え

HARRISONSのジェームス・ダンスフォード社長(写真左)、今回のメインパートナーである宝飾時計ブランドBACKES & STRAUSSのバルケス・カナジャンCEO(中央右)の開会のスピーチのあと、トム・ヒッチンズ駐日英国大使(中央左)にお祝いのお言葉と乾杯のご発声をいただきました。

大使は流暢な日本語でご挨拶
ご来場者で溢れるメイン会場
 
乾杯を合図に趣向がこらされたフィンガーフードのサーブが始まり、バルコニーへの扉が開きました。
この日は晴天で暖かく、まさに春のパーティー日和!
噴水周りに美しく配置された3台のASTON MARTINには、早くも人の輪ができています。

そして約20分の歓談のあと、ミニトークショーがスタート。
英国文化に精通するジャーナリスト 長谷川喜美様が、今回初来日となったHARRISONSのもう一人の社長(ジェームス氏の従兄弟)マーク・ダンスフォード氏、BACKES & STRAUSSのカナジャンCEOと「イギリスにおけるファッションの変遷と根底に流れるBritishnessについて」、「現代における真のLuxury」などをテーマに愉しいトークを繰り広げていただきました。


ジャーナリスト長谷川喜美様とマーク氏(中央)

トークショーに続き、今回のゲストブランドであるHENRY POOLEを長谷川様ご紹介していただき、その後裁断のデモンストレーションがスタート。
HENRY POOLEは日本でも「背広」の語源として知られる注文紳士服の聖地“サヴィル・ロウ”の始祖であり、古くはフランス皇帝ナポレオン三世、そして現在の英国女王エリザベス二世など(日本では皇太子時代の昭和天皇も)世界各国の王室御用達である名門中の名門です。
同社からは創業家出身のサイモン・カンディー社長と、同じく共同社長で自身が熟練のカッタ―(裁断士)であるアレックス・クック氏に来日していただきました。
今回はオーダースーツ業界からのご来場が多かったこともあり、クック社長のデモンストレーションに集まった多くのギャラリーの目は真剣そのもの!
デザインや裁断のポイントなどを説明しながら、流れるような手つきで鋏が入れられます。


アレックス・クック社長自ら行った裁断実演

2度目の歓談の間も実演は続き、多くのギャラリーが普段は滅多に見ることができないサヴィル・ロウの技に酔いしれました。
各参加ブランドのブース展示に興味深々の方、シャンパンを片手にトークを愉しむ方、それぞれのプレミアムな時間が流れていきます。

BACKES & STRAUSSの特別展示

細巻き高級傘の代名詞FOX UMBRELLAS

この日の司会・進行はフリーアナウンサーの中田有紀(なかだあき)さんに努めていただきましたが、落ち着いた気品のある声が、この特別な時間・会場にとてもフィットしていたのが印象的でした。
100年前から華やかな社交場であり続けた綱町三井倶楽部に於いて、まさにBIRITISH PREMIUMを具現化した一夜限りの特別な宴となりました。
この夜、夜が更けても賑やかな語り合いの声が館の内外に響いていました。。

司会の中田有紀さん
美しくライトアップされた3台のASTON MARTIN


#最後に今回のレセプションにご協力いただいた全ての皆様、およびお忙しい中ご来場いただいた皆様に心より感謝申し上げます。